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インプラントの話

院長の長岡です。今年初めてのブログです。遅くなりましたが、本年もよろしくお願いします。本日はインプラントについてお話します。

インプラントもかなり普及して、今は特殊な治療ではなくなってきています。当然患者様もいろいろな情報を持たれていることと思いますが、復習ということで簡単なことから話していきます。
まず、インプラントのニーズがある治療ですが、これは虫歯や歯周病、あるいは外傷で歯を失った時です。このような治療を総称して欠損補綴治療と言います。従来は義歯、いわゆる”入れ歯”での治療、あるいはブリッジという治療が一般的でした。
義歯による治療の利点は
・残っている歯をあまり削らなくて良い
・修理が簡単
欠点は
・違和感が強い
・粘膜にも咬合力を負担させるためしっかり咬めない(天然歯の半分以下と言われています)
・クラスプ(入れ歯を安定させるバネ)のかかる歯に過重がかかり、長期的に見るとより大き な欠損を招く。
・手入れが煩雑
ブリッジによる治療の利点は
・違和感が少ない
・固定されているので、しっかり咬める
欠点は
・失った歯の前後の歯を大きく削らなければならない。
・支台歯(失った歯の前後の歯)に欠損部が本来受けていた咬合力を負担させるため、長期的 に見るとより大き な欠損を招く。
インプラントによる治療の利点は
・しっかり咬める
・失った歯の咬合力はインプラントを植立した骨にかかるため、歯を失う前と比べて各々の咬 合のバランスが変化しにくい。
・上記の2者の選択肢がなくなった部分を他で補うことで治療する、歯を失う前と比べてマイ ナスの治療であることと比較して、なくなった部分を新たに歯を作ることで治療する唯一プ ラスの治療である。
欠点は
・治療期間が他の2者より長い(一般的に)
・骨や体の状態で出来ないこともある
・保険が一切きかない
もっといろいろあると思いますが、簡単に書いてもこれぐらい違いがあります。
私が歯科医師になった頃には、インプラントの選択肢は一番最下位でした。しかし、現在では、インプラントこそが第一選択となっています。やはり、インプラント以外の治療は長期的に考えるとデメリットがより大きいようです。入れ歯で噛めなかった方が、インプラントで咬めるようになったと喜ばれると、我々も本当にやりがいがあります。食事をおいしく食べるためには咬めることは重要です。長く自分の歯で食事するためには、初期投資は大きいですが、インプラントはやはり良い治療であると考えます。

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日付:   カテゴリ:インプラント