品川シーサイド、オーバルガーデン前にある品川シーサイドイーストタワー歯科の院長の長岡です。
最近、患者様からたびたび質問されるので、今日は「再石灰化」について簡単に話します。
虫歯の中でCO(カリエスオブザベーション)と呼ばれる段階で、まだ歯の表面に穴がなく、わずかに白濁が見える状態を初期虫歯と言います。これは「脱灰」と呼ばれ、虫歯になりかかっている状態です。まだ痛みなどの自覚症状はありません。ただ、この状態を放置すると表面のエナメル質はどんどん溶けてゆき、穴があいたら虫歯ということになってしまいます。
脱灰はエナメル質内部のミネラル分がごく一部溶け出した状態です。
逆に唾液中に含まれているカルシウムなどのミネラルイオンが歯に入って脱灰部分に沈着することを再石灰化といいます。
この再石灰化は日常的に繰り返されているのですが、歯の表面がきれいに清掃されているほうが再石灰化を促進するとわかっています。
また、唾液の中に含まれているカルシウムイオンに吸着を促進させるのにフッ素が有効とわかっています。そのため、フッ素入りの歯磨き粉で清掃するのは効果的とされています。
初期虫歯を再石灰化させる環境をアドバイスしたりするのも歯科衛生士の仕事です。虫歯になる環境を改善し、再石灰化を促進させるためにも、定期的に歯科医院に通院しましょう。
再石灰化
やさしく痛くない品川の歯医者|品川シーサイドイーストタワー歯科 品川シーサイド駅 1分
日付: 2009年11月30日 カテゴリ:予防