TOPへ戻る

唾液の働き

品川シーサイド、オーバルガーデン前にある品川シーサイドイーストタワー歯科の院長の長岡です。
今回は口の中を潤している「唾液」の話をします。
口の中を常に潤している唾液はおもに、耳下腺・顎下線・舌下線の3種類の大唾液線という組織によって分泌されます。この3種類の大唾液線の付近の歯である下顎の舌側と、上顎左右奥歯の頬側は、唾液の恩恵を受けることで虫歯になりにくい場所といわれてます。食後口の中は、虫歯菌にとっては歯を溶かすための材料となる糖分が豊富で、もっとも虫歯になりやすい状態になっているのですが、唾液の出てくるところはそれらを迅速に洗い流し、浄化していきます。一方、唾液の出口から遠いところは唾液の流れが悪いため、虫歯になりやすくなってしまいます。
口の中にも虫歯になりやすい場所となりにくい場所ができてくるのです。
唾液はほかにもいろいろな働きをします。
唾液の中にあるアミラーゼという消化酵素は、口の中にいれたものを一番最初に分解し始めます。そして、その後送り込まれる胃や腸での消化、吸収を素早く行えるように助けます。また、唾液に含まれる成分の中には虫歯菌以外の細菌を抑える免疫物質や、抗菌物質も入っていて、ガンの発生物質に対して働くことが知られています。
歯の数が減ると噛みにくくなり、噛む刺激が減ると唾液の分泌も低下します。大切な唾液の分泌を促すためにも歯を維持し、歯を失ったら入れ歯やインプラントを入れて物をどんどん噛むようにしましょう。
歯を失なうもっとも大きな理由は歯周病といわれています。歯周病は定期的に歯石を取り除き、日々のブラッシングをしっかり行うなど、メンテナンスを行っていれば、かなりリスクを減らせる病気です。
当院では歯科衛生士による歯石の除去やブラッシング指導、またより口腔内を清潔に保つことができるPMTCなどの歯周病予防メニューがあります。
だんだん寿命が長くなってきている現在、ただ長生きするのではなく、おいしいものをしっかり食べて健康で明るい老後を迎えるためにも、なるべく早い時期から歯周病の予防を定期的に行っていくことが望ましいと思います。虫歯のときだけでなく、予防のためにも歯科医院をご利用ください。

やさしく痛くない品川の歯医者|品川シーサイドイーストタワー歯科 品川シーサイド駅 1分

日付:   カテゴリ:予防