こんにちは。歯科助手の大谷です。
今日は朝から夏の様な暑さでしたね。
みなさん体調を崩さないように気をつけてくださいね。
さて、今日は、キシリトールの予防効果と選び方をお話させて頂きます。
みなさんご存じのキシリトールですが、なぜむし歯予防に効果があるかご存じですか?
まずキシリトールとは、白樺や樫などの樹木から抽出された成分を原料とする天然甘味料で、
砂糖に近い甘さですがカロリーはなんと砂糖の1/3です。
では、なぜむし歯予防に効果があるのかというと、むし歯の原因になるミュータンス菌は
キシリトールを分解しても酸をつくらず、砂糖のときのようなネバネバした物質をつくらないため、
歯垢はさらさらしたものになりブラッシングで簡単に落とすことが出来ます。
またガムとして噛むことにより唾液の分泌が促され唾液の洗浄作用、緩衝能(酸性を中性に戻す力)
が高まり、さらに唾液が多いほど唾液に含まれるリンやカルシウムも多くなります。
それらが歯の表面に戻る”再石灰化”の働きも強まり歯が強くなります。
むし歯予防を確実にするにはキシリトール50%以上を含むものできれば100%のものを
選んでください。
少しでも砂糖が入っているものは効果を無効にするので、成分表をよく見て下さい。
含有率が記入されていない場合は、キシリトールの量と炭水化物の量が同量であれば
キシリトール100%ということです。
ただいくらキシリトールガムを噛んでもブラッシングをしっかりしないとむし歯はできてしまいます。
やはり毎日のブラッシングがとても肝心ですので正しい磨き方を身につけましょう!!