こんにちは。品川シーサイドイーストタワー歯科の歯科医師、大森です。
暑い日々が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日は歯を失った時の治療法についてのお話です。
歯周病やむし歯等で不幸にも歯を失ってしまった場合、次のような治療法があります。
①部分入れ歯
②ブリッジ
③インプラント
それぞれの治療法にはメリット、デメリットがあります。
また歯の抜けた位置や、周囲の骨や隣の歯の状態などにより適応できない治療法もあります。
噛める力に関しては健康なご自身の歯で噛む力を100とすると、インプラントは90、ブリッジは60、入れ歯は10くらいだといわれています。
インプラントは手術が必要になりますし、ブリッジは隣の歯を削らなくてはなりません。
入れ歯とブリッジは保険適応の治療がありますが、インプラントは保険が効かないため治療費は高くなってしまいます。
以上のように、それぞれの治療法には特徴があり、どの治療がベストかは、患者さんによって異なります。
ただし、何も治療せず放置しておくのは百害あって一利なしです。
放置すると周囲の歯に移動が起こり咬み合わせが狂ってきます。
すると歯にかかる力が不均一になり、力のかかり過ぎた歯は寿命を縮めてしまう事になります。
これらの治療の目的には、「噛めるようになる」だけでなく、「他の歯の移動を防ぐ」という意味合いがあります。
周囲の人で、歯を抜いたまま放置している方がいましたら、すぐに歯科に行くよう勧めてあげて下さい。
また、詳しい治療内容などご質問がありましたら、当院スタッフまでお問い合わせください。