こんばんは。歯科助手の大谷です。
もうすぐ秋のはずですが、まだまだ暑い毎日です。
今年は10月中旬?まで暑いらしいですね。ぐったりしてしまいます・・。
皆さんも体調には十分気をつけてくださいね。
さて、皆さんはバイオフィルムという言葉をご存じですか?
バイオフィルムとはお風呂のパイプや下水管の内側のヌルヌルが身近な例です。
バイオフィルムの特徴は、表面にくっつく性質が強く、簡単にとれないことです。
このバイオフィルム、実はお口の中にもいるって知っていますか?
お風呂のぬめりがお口の中にあると思うとぞっとしませんか?
舌でご自身の歯を触ってみて下さい。
ヌルヌルしていたらそれがバイオフィルムです。
むし歯の原因菌は、お口に入ってきた砂糖を栄養源としてネバネバした物質をつくり
歯の表面にしっかりとつき、それがたまり厚い膜状(バイオフィルム)になります。
むし歯菌は、この膜に守られて増え続けどんどん酸を作ります。
膜の内側は強い酸性となり脱灰が進み、むし歯が本格化します。
歯の表面にバイオフィルムが出来るには18時間以上かかります。
食後の簡単に落とせるうちに丁寧に歯を磨きましょう。
ただ、歯磨きをしていても完全に取りきることはできません。
ついてしまったバイオフィルムは歯科医院にて取り除くことが出来ます。
それがPMTCという処置です。
歯周治療の最後にお勧めしているもので、PMTCをおこなうことにより
バイオフィルムを取り除き、歯の表面をツルツルにしてバイオフィルムを
つきにくくするというものです。
特殊な器材やお薬を使う予防処置になるため自費治療となりますが、
歯周病、むし歯予防にはとても効果があるものです。
みなさんぜひ1度受けてみて下さい。