こんにちは。品川シーサイドイーストタワー歯科の歯科医師、大森です。
暑い日々が続いておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今日は歯の土台の治療法についてのお話です。

神経の治療をした歯は栄養が供給されないことから脆く、割れやすくなってしまいます。
歯の頭の部分が欠ける分には再治療が可能ですが、根っこが割れてしまった場合、抜歯となってしまう事が多く、神経を抜いた歯はそのリスクが高まってしまいます。
神経を抜いた歯を割れるリスクから守るために、神経の治療を行った歯はそのあと内部に芯となる土台を立てて内部の補強をします。

土台の治療には大きく２種類あり
①銀の土台
②グラスファイバーと樹脂による土台
とあります。
銀は保険適応ですが、グラスファイバーは保険外の治療になります。
銀の土台は経済的に安く出来ますが、銀は歯よりも硬い分くさび効果による歯の割れるリスクがグラスファイバーより高いというデメリットがあります。
グラスファイバーの土台は歯と物性が似ているため、歯が割れる時、一緒にたわむため、補強効果が高いと言われています。
また、使用する樹脂は歯と化学的に結合するため、むし歯菌の侵入がほとんどないと言われています。

いずれの処置も長所、短所があります。
神経の治療が終わった際、どのような治療をご希望か伺い患者さんに合った治療法を選択しています。

ただ、１番良くないのは何もせずに放置しておくこと。
もし治療途中の歯があったりした場合、１度歯科を受診することをお薦めします。