こんにちは、歯科医師の冶城です。 寒くなってきましたね
最近、厚生省の統計をよみました。
厚生省の統計によるとガンや心臓病などは検診の受診率が高いのですが、それにくらべて歯科の検診
の受診率は低いといえます。
これは歯科は医科にくらべて、重症化によって死にいたる確率がひくく、まだまだ痛くなったら歯科に受診する患者さまが多いことが原因だと思います。
私は患者さまに常々お話するのが、悪くなってから歯科にかかるのは、いろいろなmotainaiがあります。
失しなったら再生しない、エナメル質や歯そのものをうしなうことはもちろん最大のmotainaiですが、重症
化することによって①歯科に通院する時間を多く失い②歯科にお支払いしていただくお金を失い③痛
い思いをして④労力がいります。
また私たちが従事している歯科医療は歯を再生しているわけではなく、歯に代わるむし歯になるべくなり
にくい材料やなるべく衛生的な材料でうめたり、歯がなくなった場合インプラントや入れ歯で代わりをつく
っているだけなので、もともとあった歯よりもよいものは作れません。
検診して予防しておけば防げる歯科疾患を検診を受けず、予防をしないことは実にmotainai話なんで
す。