こんにちは、歯科医師の岡です。
週末からずっと雨ですね。昨日は風もすごかったです。
沖縄の映像をテレビで観ましたが、人が風に流されるシーンにびっくりしました。
自然の前では、人は小さいものですね。改めて怖かったです。
さて、麻酔についてお話しようかと思います。
“麻酔がきく” 、 ”麻酔が効きにくい”
これはもちろん体質等も関係しますが、多くは骨の密度や歯の部位、炎症の程度に関係しています。
上顎が麻酔が比較的効きやすいです。
小さな孔があいていたり、骨のうすいところがあり、麻酔の液が骨内を通りやすいからです。
麻酔が効きにくいのは下顎、とくに奥歯です。
下顎自体、上顎と違って骨密度が高くかなり硬い骨なのです。
(麻酔液を骨内に入れるため、麻酔時はかなり力が必要となるのです!)
かつ奥歯にかけて噛む力が加わりやすく骨が鍛えられて硬くなります。
歯ぎしりや無意識に噛みしめをしている方も骨が硬く、効きにくいことが多々ありますね。
また、虫歯が深かったり、歯周病は進行していたり、膿がたまっている場所は炎症があり、
これも麻酔が効きにくい原因となります。
私達はできるだけ無痛での診療を心掛けていますが、症状・状態によっては少し痛みを伴うこともあります。
ですので、痛みの少ない治療を受けていただくためにも、症状が悪化してしまう前の受診をおすすめ致します。